朝活② ボタン山にて
登り始めて30分程で山頂に着く。
イワウチワに気を取られず一気に登れば15分そこそこだろう。
これが、私達をここで何百年も見守ってくれている五重塔だ。
私は出勤の時、帰宅の時、毎日この五重塔を下から眺めているのだ。
約3.5m。立派な五重塔である。
ここで一息いれ、朝のコーヒーをいただく。 美味しい!
熊よけのため、登山口からずーっとスマホの音楽をボリューム大にして流していた。
私も大きな声で歌うのだ! だれもいない私だけの山と時間!
ボタン山はいくつかのピークがある。五重塔がある場所から細越峠方向を見る。
向こうのピークの方が標高が少し高いようだな。
うっすらと越後駒ケ岳の稜線が見える。
こちら側からは「六万騎」
六万騎の向こうにうっすらと「坂戸山」
ボタン山から六万騎そして坂戸山は一直線上に位置しているではないか。
そうか、昔もここは上田の領地。狼煙が活躍したはずだ。まずは六万騎へと知らせたに違いないぞ。
五重塔より細越峠方面へ少し下った稜線に降りてみる。
まさにここはイワウチワ銀座だぁ!
踏まぬよう慎重に歩かねばね。
どうもボタン山は白っぽいイワウチワが多いようだ。
これは土壌の性質によるものなのか、日当たりなのか?
この時期、この山に登る人は私くらいだろう。
そして、祭りの日を除いて、年に何人の人が登っているのだろうか。
多分、数十人。いやもしかしたら数人かもしれない。入れるのは春。
その後は藪が多くて入るのは厳しいはずだ。
つまり、ここは 人間の手が一切入らない、本当に自然そのままの風景なのだ!
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近づいても逃げないほど夢中です。
時間だ!
来た道を帰ろう。
朝ごはんを作ろう
仕事に行こう
今日も1日頑張ろう
パワー充電完了!