SUIKAのSMILE通信

大自然と遊んだ日記 (防備録兼ねてます)

唐松岳 初めての北ア・山小屋泊 ①

2014年9月12日〜13日 ☼

 

山に登り始めて3年目

人生初めての北アルプスと山小屋とご来光 

その唐松岳は最高だった。

 混雑を避けて、最後の夏休みを取って金曜日のこの日に決めた。

今日の連れは私を入れて女子4人

私を含め全員が初北アルプスそして初小屋なのだ

どんな山旅になるのだろうか。

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八方からゴンドラアダムに乗ると、眼下に放牧されているウシ

気持ちよさそうに草を食べている

白いウシっているんだな。

乗換先はウシではなく、「兎平」だ。

 

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兎平からリフトに乗換え「黒菱平」へ

黒菱平から最後のリフトに乗換え「八方池山荘」へ向かう

白馬三山が目の前に見えてくるが、この時点では少しまだガスっていた。

 

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ゴンドラとリフトを乗換え、一気に1,830m地点の八方池山荘に到着

いよいよ、憧れの北アルプスの山旅が始まるのだ。

 

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八方池山荘から尾根コースと木道コースに分かれるが、北アルプス初心者の私たちは迷わずお花が咲く緩やかな木道コースを選んだ。

風に揺れるタカネマツムシソウ

  

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ミヤマコゴメクサが満開だ

 

可愛いお花を奏でながら歩いていくと

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不帰ノ剣、天狗ノ頭と天狗平であろう絶景が目の前に飛び込んでくる

息を飲む瞬間だ! 

あぁ、これこそ北アルプス

越後のお山では見たこともない白くて岩稜な山容だ。

あそこのケルン(第2ケルン(息ケルン))で一息いれようじゃないか。

2,005m

 

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雲も切れて、不帰ノ剣、白馬槍ヶ岳、杓子岳、白馬岳などの北アルプスが迫ってくる。

3年前、山に登ろうと思わなければ、こんな絶景に出会うこともない。

ダイエットのつもりで始めた山登りは、いまではもう生活のなかに無くてはならない存在になっているのだ。山に登らない生活はクリープを入れないコーヒーと同じなのである(古っ)(>_<)

これからも登ろう 越後の山を中心に。

でも時々はアルプスも(*゚▽゚*)

 

さぁ、次に目指すは八方池!

 

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八方池ケルン 2,035m

 

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八方池が見えてきた。

思っていたよりこじんまりした池だ。ここまでを目指すハイカーが7割くらいであろうか。殆どの人達は池に向かって降りていく。

ここからは登山装備が必要な領域だ。準備は万端だ!

私達は明日の帰りに八方池に立ち寄ることにして、先ずは上を目指すことにした。

 

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八方ケルンを過ぎて、ふと視線を左に向ると、優しい表情のお地蔵さんが鎮座していた。 身代わり菩薩・・・「どうぞ私達をお守りください」とそっとお祈りした。

 

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下ノ樺に入る

岩や石がゴロゴロした登山道とは違った雰囲気の森林帯だ。

森の巨木は龍の如く、恐ろしいほどに美しい。

 

【植生逆転現象】

蛇紋岩という特殊な地質によって、黒菱平から八方池付近までは2500m以上の高山でしか見られない希少な花々が見られるが、八方池より上は、標高が高くなるにもかかわらずダケカンバなどの林が生育している「植生逆転現象」が起きている。

(八方尾根パンフレットより)

 

 

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ダケカンバの森を抜けて低木帯の「上ノ樺」に入り、そして扇雪渓を超えていく。

五竜岳鹿島槍ヶ岳が迫ってくる!

まだ見えてはいないがその唐松岳を中心に、左は白馬連峰、右には五竜・鹿島槍を眺めながら、なんと贅沢な山行なのだろう。

 

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「丸山ケルン」 2,430m に到着

ここまで来れば、先はそんなに遠くはないはずだ。

 

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丸山ケルンから登ってきた道を振り返る。

白馬村が眼下にみえる。

一歩一歩ゆっくり足を進めていれば、いつかは目的のピークへたどり着く、人生そのものだな・・・・とつくづく思う。

 

 

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さぁ、あの先まで歩いていこう

曲がった先にはいったいどんな景色が待っているのだろう。

  

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曲がった先に待っていたものは、荒々しい岸壁の荒れたルート

上からの落石と足元に注意しながら慎重に進んでいく。

何回か同じようなルートを巻いて見えてくるものは、

 

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唐松岳山頂山荘」

ついにたどり着いた今日の目的地。

その瞬間を厳かに迎えようと思う。

静かにそしてゆっくりと、そのピークまでの道を惜しむかのように・・・

 

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トウヤクリンドウが私達を出迎えてくれた

 

②へ続く